今日は『世界母乳育児週間』に合わせて、ナースアウトというイベントに参加してきました。
ナースアウト(Nurse 0ut)とは?
Nurseは英語で「授乳する」、Outは「外で」という意味。
お家にこもらず、自宅外でも元気いっぱい&みんなで楽しくおっぱいをあげようというイベントです。
そして母乳育児中のお母さんが集まって一斉におっぱいをあげることで、 自分の母乳で子どもを育てることの重要性を社会にアピールします♪
このイベントの趣旨
★ボトルベビー病、と言う病気をご存知ですか?
発展途上国を中心に、 母乳の代わりに粉ミルクで育てられた赤ちゃんたちが 次々に命を落としているのです。
このイベント背景の奥底には、「そういう国際的事情を皆さんに知ってほしい」 「そういう子ども達を救いたい」と言う、母乳混合ミルク育児にかかわらず 世界中の“母親達の想い”が託されています。
★命を落とすって?ミルクに毒が入っているの?
いいえ、違います。からくりはこうです。
1960年代頃から世界の大手粉ミルクメーカーが国際的なセールス活動を行いました。
粉ミルクメーカーは大々的に広告を展開し、 粉ミルクは母乳よりも素晴らしいという間違ったイメージを人々の間に広めたのです。
また、世界中の病院へ販売員を送り、母親達に“無料でアドバイス”をし、 “無料で粉ミルクを配布”しました。
母親達も、世界的に有名な会社の最先端の育児食品を「我が子のため」と信じました。
母乳は赤ちゃんに吸われなくなると直ぐに出なくなってしまいます。
そして“無料の粉ミルク”が貰えるのは最初だけ。。。
母乳が出なくなった母親達は赤ちゃんをミルクで育てるしかなくなります。
また、母乳には多くの病気などに打ち勝つ免疫が多く含まれています。
まだまだ感染症の多い、衛生的とは言えない発展途上国では、 免疫の入った母乳を貰えなかった赤ちゃんは大きなリスクにさらされる事になります。
そして粉ミルクは買わなくてはなりません。これは貧しい人々にとって大きな問題です。
親達はミルク代を節約するため、ミルクを薄めたり飲み残しを与えたりします。
また、多くの地域では粉ミルクを溶く為の“安全な水”が確保されていません。
哺乳瓶を消毒するための清潔な水も、日本のような滅菌グッズもありません。
そうして赤ちゃんは、下痢と栄養失調で次々に衰弱し命を落としていくのです。。。
世界中で沢山の赤ちゃんが粉ミルクのために亡くなっていくのは 当然の結果であり、衝撃的な事実です。
まだまだ日本でも、産院で子どもを産むと当たり前のように「おめでとうございます」と 粉ミルクや哺乳瓶が無料で渡され、販売員によって粉ミルクの作り方を説明され、 調乳指導と称して粉ミルクを薦めに来る所もまだまだ沢山あります。
粉ミルクは本来、母乳育児が困難と確定した母親や母親を失った子ども達に、 最終手段として使用されるべきものです。
生まれたての赤ちゃん、なりたてのお母さんへ「どうぞ」と薦めるべきものではないはずなのです。
WHOとユニセフの調査報告によれば、現在1500万人の赤ちゃんが、 直接または間接的に栄養失調が原因で亡くなっています。
そしてその多くは母乳で育てる事によって助かる命であった、としています。
WHOの乳幼児の死亡率を劇的に下げた活動の主体は、 “母乳保育”と“カンガルーケア”でした。
発展途上国では、母親が母乳で子どもを育てると言う第一の芽を摘まれ、
出来るはずだった母乳育児が出来なくなったというだけで、 沢山の赤ちゃんが命を落としているのです。
世界の貧しい親達は先進国の企業にお金を騙し取られ、そして自らの赤ちゃんまで失っています。
この事は発展途上国のみならず、先進国でも深刻な問題となっている地域もあります。
今日も4000人の赤ちゃんが次々と亡くなっている・・・。
そのような事実に声をあげて抗議したい!!沢山の赤ちゃんを救いたい!!
このイベントが“おっぱい”にこだわる理由は、そういう事実にあるのです。このような理由からこのイベントは始まったようです。
しかもこのイベントは世界で行われているようです。
今回、福岡の近所でも開催されるということで、友人たちも誘って参加しました。
午前11時~1分間、みんなで一斉におっぱいをあげるんです。
私の参加した地域は参加者が少なく、アットホームな感じでした。
梨杏は一番元気で、丸くなって座ってる中心で、ラテンダンスを踊りだしたり・・・。
みんなから笑いが起こってしまいました。
そんな梨杏も無事11時からの授乳はしっかり飲んでくれ、無事イベントに参加することができました。
梨杏ももう1歳2ヶ月。
周りでは卒乳してる子達も多くなってきたけど、母乳の大切さを改めて実感し、2歳ぐらいまではのんびりあげていこうと思いました。
滅多に参加できないイベントに参加でき、嬉しく思います。
今回の記事が載っています。(福岡市の他の地域での取材記事ですが・・・)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/39828
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